ショッキングピンク×リボルバー






二人で、むやみにやたらにハアハア言う。



「 …もっ
もしかして…
夏に、浴衣着せてくれた
アズさんのメイクさん…

イッチャンさんの差し金?! 」



「 ぴ ぴんぽーん… 」




「 …アズさん 」



「 はい 」








「 …… アズさんは、
青山さんに、決めたの? 」





そんなに、深い意味はなかった

ただ、聞いた



だけど
アズさんの顔が、一回真顔になって


泣きそうになって




「 …トオヤと、同じ事いうんだなあ… 」





そう言って、
少し前髪をクシャッとして


黙った







< 60 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop