ショッキングピンク×リボルバー





「 …でも!
青山さんは、アズさんにしか
あんな可愛がり方…! 」




『 … アズはそれを知らないだろ


いつも周りには、
仕事絡みだったり、誰かが居て
こんな風に、素で二人きりになるのは初だ




それに、会えなかった期間
アズにも青山さんにも
色々な人との出会いがあって


アズにしてみたら
" 責任を感じて、
あの頃と同じように
可愛がってくれてるだけじゃないのか

誰か他に好きな人がいても
言い出せないんじゃないのか "



青山さんにしてみても
" 自分よりもっと、
アズを幸せにしてあげられる奴が
いるんじゃないか "



そんな風に考えて、
ずっと距離を開け続けてた 』






―― ムズカシイ事ばっか考えてたって
そういう事なのかな…







『 …けど

マンハッタンでのキスで
一気にわかったんだろうね
お互い




だからああやって


――― 少しづつ距離を近づけて
それが本当なのか、
確かめてるのかもしれない』







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