ショッキングピンク×リボルバー
一度、青山さんの携帯が鳴ったみたいで
席を立った
アズさんの顔が、ちょっと赤いのは
青山さんに少しもらった、ビールのせい
「 …よし!
―― リュウジ戻って来たら
チョコ渡そう!! 」
スーハースーハーしながら
胸のトコに、手をあててる
「 …ア、アズさん!!
――― っ…とうとう告るの?! 」
「 う、 うん!!
…もしかしたら、
急な仕事の電話かもだし… 」
「 あ〜… そうかぁ
え、そしたらもしかしたら 」
彼も、一緒に行っちゃう可能性
あるって事…?
『 …平気だよ
ここしばらくは、完全オフだから 』
―――― ホッとした…
『 …ユカはいつ、チョコくれんの? 』
「 のっ!
…いや… その…
じゃあ… アズさんが渡す時
一緒に渡す… 」
『 …ねえ アズ 』
「 はい 」
突然彼が、アズさんに声をかけた