盆栽からの手紙

では、何故『隙間主任』なのか。

と言えば、その先輩は、誰も気付かないような細かい仕事を黙々と、粛々と行っているからだ。

まさに、隙間産業の総合商社と言えよう（総合なのに隙間専門・・・とは言うなかれ）。

それは、この業界にあって、パイオニア的人物ではないだろうか。

沈思黙考しながら、誰も気付かないような隙間を狙い撃つ。

まるで獲物を逃さぬハンターかスナイパーかという勢い。

決して派手ではなく、目立つことはないいが、こんなにも職場全体の為になる仕事があるだろうか、いやない（反語）。

隙間主任、恐るべし。

これもまた、一つの才能ではないだろうか。