*俺様教師×天然生徒*
【雫side】
昨日先生が家庭訪問に来た…。
どうなることかと思ったらやっぱりパパは反対。
チャラいとか…。
確かに明るい茶色だし、
セットされた髪にスーツはホストみたいだけど!!
私の機嫌を気にしながら朝食を食べるパパを見てイラッ…。
「早く食べなよ…」
「雫〜…なんであいつ〜?」
「じゃあどうして先生じゃ駄目なの?」
「俺よりカッコイイし…」
「馬鹿…」
先生は出直すって言ってくれた…。
私は先生がいいんだもん。
だいすき…。
見た目じゃない。
何語?ってぐらいわけわかんない関西弁も、
ピアノが弾けちゃう先生も…。
後戻り出来ないぐらい好き…。
「ママ…私を許してね…」
毎朝必ず仏壇の前でママに話かけてから学校へ行く。
見守ってくれてる…。
そんな気がするから。
「雫〜…俺今日ニューヨークなんだわ…。」
「私子供じゃないんだから一人で留守番ぐらいできますけど?」
「だから〜…こんな感じで行きたくねーし…」
「誰のせい〜?」
「………」
「じゃっ!学校行ってきます!!」
ちょっと悪かったな〜なんて思ったけど
やっぱり過保護〜!!!!