*俺様教師×天然生徒*
モヤモヤしながら家に帰った。
家帰ったらまず雫に電話すんのが日課になってる…。
『あははっ!大変なんだね〜!!』
これ…。
ほんま俺の癒し〜…。
「大変とかそんなレベルちゃうわ…。」
『でも大阪の人が標準語話すのって、簡単なんじゃないの〜?』
確かに東京の人が関西弁しゃべる方が難しいんやろな〜。
『なんでそんなに嫌なの〜?』
「だって俺髪の毛も黒染めしてただでさえきもいのに…標準語とかさ〜…」
『似合うよ!先生なら♪』
じゃあもういいか!って思ってしまう俺はかなり痛いな…。
ん…?
ちょっと待って?
「雫今どこいてるん?」
『へっ…?』
まわりがガチャガチャうるさい…。
『今から蘭ちゃんと美嘉ちゃんとちょっと遊びに…』
「今何時?」
『9時半…』
「竜二さんなんもゆわんの?」
『夏休みだから…パパも仕事でロンドンだし…。』
俺と会うのなんか週に多くて2回やのに。
こんな時間やったら確実に会われへんのに。
会いたがってんのが俺ばっかりな気して…。
「そ。行ってらっしゃい。」
『……怒ってる?』
「別に。俺仕事やから。」
ぶちって…。
雫の半泣きの顔が頭に浮かぶ…。
でも俺の我慢してた部分…。
何回かかかってきたけどあえてでえへん。
心狭い?とか思うけど…
今回はちょっと怒ってみる。