*俺様教師×天然生徒*
「知ってるもなにも…あの子今超!超!人気だよ!?」
「あ…学園新聞に載ってた…?」
「なんか一年の中で1番可愛いんだって〜」
確かに可愛い。
ってゆうか女の子らしいのかな…?
でも裕ちゃんはうざそうで…
ちょっと安心した。
「ほら。裕介にとったら私なんか…」
「「蘭ちゃんっ?!」」
「あたしバカじゃん。期待してっ…っ…恥ずかし…。」
「蘭ちゃん…」
蘭ちゃんの涙なんか…初めて見た気がする…。
いつもクールで強い蘭ちゃんだけど。
ちゃんと女の子なんだもんね?
ん…?
ちょっとまって?
裕ちゃんこっち来てない?!
私たちがいるファミレスに入って来たふたり。
でも私たちに気付かず前の席に座った…。
気まず…。
「ねぇなんで!?」
私たちに気づくはずもなく話しはじめた柏木さん。
蘭ちゃんにアイコンタクトで場所を変えようってしたけど
蘭ちゃんはNOだった。
気になるもんね…?
「なんでわたしと付き合ってくれないの?!」
「だから。俺好きな人いるっつってんだろが。」
えぇぇえぇ…。
裕ちゃんがこわい…。
「わたしじゃだめなの?」
「無理。言っただろ。今日一日付き合えばもう付きまとわねぇって。」
「でも…。」
「まじで勘弁して…。」
だんだん柏木さんが可哀相になってきた…。
「あたしやっぱ帰る…。」
「ちょっ…蘭ちゃん!?」
「…!?蘭さん!?」
裕ちゃんに気付かれちゃったよバカ!!