*俺様教師×天然生徒*
「…っ…!!」
無視して出口に向かう蘭ちゃんの腕を掴んだのは裕ちゃんで…。
「蘭さん…俺…蘭さんが好きです!」
「…はぁ?!今そんな嘘いらない!!」
「嘘じゃな…」
「離してって!!」
ぐいっと手をふりほいだ蘭ちゃん。
これってまさかの修羅場なんじゃ…。
止める…べき?!
「…っ!ちょっと待てって!!」
「…!?…裕介?」
ギュッと蘭ちゃんを抱きしめた裕ちゃん。
敬語じゃなくなってるよ…。
「小学校から。ずっと蘭さんが好き。どうやったら…信じてくれんの?」
「…っく……。信じていいのっ…?。」
「信じろって。めちゃめちゃ好き…。」
「…ん〜…裕介…すき…。」
「やべぇ〜…。なんか今のぐっときた〜…」」
「なっ…!ばっ…ばか!」
よかった…のかな…?
ふたりはすでにいい感じだし…。
でも
「いつまで抱きあってんの…。振られたわたしの気持ちも考えてよ…。」
そうだよね…。
1番可哀相なのはこの場所にいる柏木さんだ。
裕ちゃんと蘭ちゃんはほっといて美嘉ちゃんと柏木さんと外へ出た。
「あっ!伝票忘れた!」
「いいんじゃないですか〜。馬鹿ふたりに払わせとけば〜!」
「美嘉もどうかーん♪」
ごめんねふたりとも!!