*俺様教師×天然生徒*
「ってゆうか超可愛いよね〜♪」
「ほんとほんと。お人形さんみたいだね〜!」
「はいっ!?それ美嘉先輩と雫先輩に言われたら嫌味にしか聞こえないんですけど〜…」
話せば話すほど柏木さんって可愛い。
「桃でいいですよ?」って言われたから桃って呼ぶことにした。
「わたしほんとはわかってたんです…。裕介が蘭先輩を好きって。」
「えっ…?」
「だって。蘭先輩の話するときの裕介見てたら嫌でもわかる…。」
それはそうかも…。
わかりやすいもんね…。
「ま。もういいんですけどね!わたしも早く相手見つけよ〜!」
「美嘉はね〜っ♪慎治くんがいるんだ〜♪」
「どんな人なんですかっ!?」
意気投合したみたいだし…
よかったんだと思う。
「雫先輩ってなんでモテるのに彼氏作んないんですか〜?」
「私?!モテないよ!!」
「またまた〜。昨日も告られてたじゃないですか♪」
「へっ!?私告られた事なんてないよ?」
告られるって『好きです!付き合ってください』ってことだよね?
うん!ないない!
「あぁ〜…雫ってね〜天然なの…」
「美嘉ちゃん!私天然じゃないよ!?しかも彼氏い…」
「それでね〜!?雫ってば…」
美嘉ちゃんからのアイコンタクト。
あ…そっか…。
彼氏いるって言ったら誰ってなるもんね。
先生だなんて言えるはずもないし…。
私駄目だな〜…。
もう少し自覚持たなきゃ。
先生と付き合ってるって。
嘘みたいなほんとの話…。