最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
「優衣の言う通りかもしれねぇ。」
「え?」
「俺さ、何よりもここは暖かい場所だって知ってる。あいつらを仲間だと思ってる。
だけど、疑ってた。また、裏切られるんじゃないかって。
でも、過去のこと引きずってそんなこと思ってたら、優衣の言うように前には進めないよな。
情けねぇな、あいつらのこと信じきれてなかった。」
「戒…。」
「俺、これからは前に進む。過去なんかに捕らわれずに。
ありがとな、優衣。
俺は優衣の言葉で前に進もうと思えた。
だから、そんなこと言うな?」
「うん…。」