最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
「優衣、ここじゃ寝るのきついでしょ?あっちの部屋に行って寝よ?」
あっちの部屋とは総長しか入れない部屋のことだ。
確かにあっちのほうがベッドもあるけど……
「やだ…ここでいい…。」
一人になりたくない…。
「優衣…。」
「光樹…お願い……。」
一人は嫌だ……。
「はぁ…分かったよ。そこの三人がけのソファー使って。でも、寝る前に服着替えてきて?その制服のままじゃ、ますます熱が上がるから。」
「ん…分かった…。」
私はソファーから立ち、フラフラとした足どりで総長部屋に向かった。