最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
[風雅side]
優衣が眠りについたあと、俺達は話し始めた。
「誰だよ…優衣、いじめてんの…?」
「さぁな…優衣も分からないみたいだし…。女ということは確かだが…。」
「これだから、女は嫌なんだよ。」
大地と戒、快里は不機嫌そうに言った。
俺は優衣に目を向けた。
火照った顔で苦しそうに眠る優衣を見て、俺はどれだけ無理をしていたんだ…?と思った。
「でも、優衣、案外いじめられてるわりには元気だったよね?」
突然、空がそう言った。
「空…優衣は『楽しいから』って言ったけど、本当は無理してたと思うよ?」
「え…?」
疑問に思う空や俺達を見て、光樹は話し始めた。