最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜



「優衣、中学生のころも今みたいにいじめられてたんだよ…。
つねに怜斗さんの近くにいる優衣に女達は嫉妬してたんだよ。
怜斗さんの妹とも知らずにね…。
その時、まだ下っ端だった俺がそれを見かけたんだよ…。」



『優衣、俺が怜斗さんに言おうか?』



『ううん、大丈夫。怜兄に心配かけたくないから…。私が我慢してたら、怜兄には迷惑かからないし、いじめっていっても私にはどうってことないよ!!』



「優衣はいつも自分を犠牲にする…。本当は嫌だったはずなのに、悲しかったはずなのに心配かけたくないって迷惑かけたくないって言ったんだ…。

それでも俺は苦しんでる優衣を見てるのが辛くて、怜斗さんに言ったんだ。」






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