最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
「行ってきます!!!!」
私はみんなに聞こえるように大きな声で言って、笑顔で手を振り倉庫を出た。
「あっ!優衣来た〜。」
「待たせてごめんね。」
倉庫を出たら、空が声を上げた。
「全然〜。んじゃ、優衣は風雅の後ろね?」
「分かった…けど、なんで風雅?」
私は倉庫の壁に寄りかかっている風雅をチラッと見て聞いた。
「あ〜、優衣は気にしなくていいよ!」
「……?」
私は不思議に思って首を傾けた。