最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
ジリリリリリリリ…ガシャンッ
「ん〜…。」
私は布団から起き上がり、目覚まし時計を見た。
「あ、またやっちゃった…。」
無残な姿になっている目覚まし時計に私はごめんなさい、と心の中で謝った。
にしても、変な夢見たなぁ…。
私は風雅のことが好きだ。
風雅の行動や仕草にドキッとさせられたり、ムッとなったり…。
だけど、告白しても無理だって振られることを想像すると、このままの関係を保っておきたい…って思ってしまうんだ。
結局、私はまた逃げ道しか通らないんだ…。