最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
あの日もこんな感じだったなぁ…。
大好きな怜兄と手を繋いで肩を並べて歩いて、他愛もない話をしてた。
その時、悪夢が起こったんだ…。
後ろから誰かがこっちに近づいてきて………
ゾクッ
思い出していると、急に寒気が走り、嫌な予感がした。
私は後ろをバッと振り向いた。
そこに立っていたのは……
「ククッ。殺してやる…。憎い…憎い…。」
不気味な笑みを浮かべた、怜兄を刺したあの男が………