菫色娘。
「だがよ、お前も似たことやってたんじゃあねぇのか?」
「似たこと?」
何のことかしら?さっぱりわかりませんわ。
「んだよ覚えてねぇのかよ。ちゆりやエンリカがまだ幼稚園あたりから小学校低学年のころ同じことにあってたら助けに入ってたって聞いたぜ?しかも右脚で病院送り!」
「そっそんなことやってませんわ!」
「しかもハーネルの代りにちるみがって時も助けに入ってたらしいし。」
「ちるみも私にとっては妹みたいなのですからね!」
「そうか。それもそうだな!そーいやおめーゲヴェールに対しては逆でむしろイジメてたってウワサあったぜ?」
懐かしいですわねそれ。
「え~、だってあの人ですのよ?あの人見てたらイジメたくなるじゃありませんの(笑)カバンにカエル仕込んだりノートに落書きしまくったりお気に入りの漫画に落書きしたりとか」
「そりゃあ・・・そうだよな。確かにアイツは昔からそんなヤツだったよな。プリシッラ、もし付き合うとか結婚するってなっても相手にゲヴェールだけは選ぶんじゃあねぇぞ?ハーネルならともかくよ。」
「ですわよね~。」
久しぶりですわね、兄様とこんなにお話するの。バカで暑苦しいけど、優しくて頼りになる私達の兄様。


「ねぇプリシッラ姉ちゃんここ教えてって・・・何プリシッラ姉ちゃん兄ちゃんとベッタリーヨしてんの!ズル~イ!」
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