春 ~風が吹いたら~

まるで、女の子の部屋だった。







『そうよ!』




胸をはって言うお母さんに、





『いつの間に…?』




少しだけ呆れつつ、笑いながらきく潤悟。







『あら?お母さんをなめてたの?華恋ちゃん、どう?気に入った?』





『嬉しいです!…けど、今日明日だけなのに、こんなに苦労させちゃって。』







2日間だけしかいないあたしのために、こんな素敵な部屋を用意してくれたことが、凄く嬉しかった。






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