春 ~風が吹いたら~
心配
潤悟は、あたしが守りたい…。
守ってもらったから。
-- 20時。-----
もうすぐ店も閉まる頃。
『菊原さん、ちょっと。』
店内で沼口さんに呼ばれて、渋々倉庫へとついて行った。
『店長とは、どういう関係?店長の怪我と、その怪我、何か関係あるんでしょう?』
『何もないです。あたしの怪我は、自転車に乗ってボーっとしてたら、電柱にぶつかっちゃって!店長はどうしたのかわからないですけど、凄い偶然ですよね。』