春 ~風が吹いたら~
彼女でいるってことは…わかるでしょ?ただ、今は潤悟に迷惑をかけるわけにはいかない。問題が解決するまでは、潤悟に嫌いになったんだって思われても、仕方ないって思ってる。これ、潤悟には内緒ね!』
潤悟にきこえないように言った。
『ホントに…それで、いいのかよ。』
『あたしが選んだ道だから。』
拓巳くんに笑いかけ、あたしは駅の方へと歩いた。
-- 駅のホーム。-----
とても静かに感じた。
『華恋!行くな!』