春 ~風が吹いたら~
『ごめん。あたし友達んとこには…帰れないかな。友達は、怪我したの知らないからさ…!』
『じゃあ…どこに?行くとこないんだろ?』
『あ…駅前のビジネスホテルに泊まる。お金は、堺のカード使うから。もうここでいいよ。』
『意地張ってないで、西野んとこに戻れよ。あ!待てって!』
あたしは、車をおりて駅の方へと歩いた。
-- あたしが、
歩いている頃。 ---
『今、華恋と一緒にいた…?!』
『あれ?高杉?あぁ!