春 ~風が吹いたら~
『こうして…横に…ならせて…もらってるから……大丈夫だよ……。』
『やっと…2人、元通りになったか。西野、俺らが一緒に住んでると、ヤキモチ妬くんじゃね?あ!もう、すでに妬いてるとか?』
『妬かねぇーよ!お前こそ、華恋が出てっちゃったら、寂しいんじゃねぇーの?』
こんな馬鹿みたいなやりとり。
久しぶりに心の底から、楽しいと思えた。
潤悟と仁が笑ってる。
それが、久しぶりのことだったからかもしれない。