春 ~風が吹いたら~
嵐の前の静けさ
『潤兄?ここ教え……って、華恋?!』
『悪い…拓。母さんたちには、内緒にしてくれ。』
『でも…華恋つらそうじゃんか…!! ……わかった。薬持って来るから…って、その前に、ちゃんと飯は食ってんのか…?』
『そういえば!!多分…ずっと食ってねぇーよ……。華恋。俺らで持って来るから、ちょっとだけ、待っててくれ…!』
そう言うと、2人は1階へとおりていった。
-- 1階。-----
潤悟は食べ物を、拓巳は薬を探していた。