春 ~風が吹いたら~
『なら、仕方ないな。寝ろよ!明日、食えばいい!』
『あ…ありがと。おやすみぃ…!』
あたしは部屋へと入った。
明日…バイトだよ……。
こんなんで、大丈夫なのかなぁ…。
手術したばっかで無茶したら、大変なことになる…のかな?
-- 次の日。-----
あたしは仁よりも先に、家を出た。
『おはようございます!』
いつもよりもテンション高めで挨拶をし、朝の分の薬をコッソリと飲んだ。