春 ~風が吹いたら~
『華恋。』
『ん?』
『まだ計画は終わってないんだよな?』
『うん。』
『これから何をするのかってのは…言えない?』
『ごめん…あ!でも、1つだけ。翔が潤悟の家に住み込みしてることは、あとで役に立つから。』
『凄いな…強くてかっこいいよ。』
あたしの頭に、手をのせた。
強くてかっこいい…か!
こんなに強い女なんて、皆嫌い。
あたしが男でもきっと、かわいくて綺麗な人がいいもん。