春 ~風が吹いたら~
『連絡はくると思うけど、翔はあと1週間で店長をやめることになるよ。』
『それは…』
『あたしの計画だから、心配しないで。』
『わかった。今日の夜、空いてる?』
『うん。』
あたしはそれだけ翔に言い、仕事へと取りかかった。
-- 2時間後。---
倉庫。
『菊原さん……青山さんという方が…。』
バイトの店員さんが言っている間に、有沙ちゃんとボディーガード2人が倉庫内へと入ってきた。