ボーイフレンド
ふたり



飲み会を何度か重ねた頃、徹ちゃんから、いつもと違ったメールがきた。


『今日ひまだったら飲みに行きませんか?』


敬語が交じるのはいつものことで、いつもと違うのは、全く計画性がないところだ。


いぶかしがりながらも、いつもの通り『いいよー』と返すと、待ち合わせ場所が送られてきただけで、他に誰が来るとか、どんな店の予約を取っているとか、何も知らされなかった。


なんとなくそれ以上聞けなくて、あたしは少しだけ迷っていた。


もしかしたら二人きりかもしれない、それって、アリ?……って。


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