アナタの隣で
「愛梨が先輩のこと好きなら
ちゃんと仲直りしろよ
きっと大丈夫」
「うん♪大和は私のお兄ちゃんみたいだね」
大和は少し嫌な顔をしたけど、いつものように頭をぐしゃぐしゃに撫でてくると笑って
「ほんとこんなに手のかかる妹がいたら大変だ」
って言った。
そして大和が言った通り大丈夫になった。
先輩から謝りの電話が直ぐかかってきて、昨日お詫びと記念日のブレスレットまでくれたのだ。
私の気分は直ぐにハッピーになった。
そして今大和にそのブレスレットを見せびらかしていたのだ。