殺戮高校-サツリクコウコウ-


思い空気のまま沈黙が続く。


「でもさぁ…」


クラスでお調子者の直が沈黙を破った。


「“嫌い”って思ってるやつ、、、殺せるってことだろ…?」


直のその一言に周りがザワつきはじめる。


「確かに。。。」


「それもそうかも」


あちこちで声があがる。




「でも、、、いくら嫌いな奴でもやっぱり殺すとかむりだよ…。そんな勇気ないよ」



その言葉を待ってましたかというかのように、勝手にテレビがパッとついた。


その画面に写っていたのは…
王女マリアの姿だった。。。


その瞬間、2-3の生徒達の“こんなのでたらめだ”というわずかな希望が絶望へと変わっていくのが分かった。



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