殺戮高校-サツリクコウコウ-



「あと、、、4時間50分」


誰かが、ポソリと呟いた。



そう、、、
私達にはタイムリミットがある。



みんな一誠に帰る支度をし始めた、
きっと、みんな家に帰るのだろう。


私も自分のかばんを手にとり教室を後にした。


帰りながら、ただ呆然となんであたし達なんだ?
どうして2-3なんだ?ってずっと心のなかで叫んだ。


誰かに聞いてもらいたい悲痛を心に閉じ込め、いつもの笑顔でただいまを言った。


「おかえり…?ってなんでこんな時間に帰ってくるの…?」


お母さんの不安そうな顔が目にうつる。


その瞬間、私の目からは涙がこぼれた。
やっぱり無理だったんだ。
つらいことも、全部、全部心に閉じ込めるのわ…、


急に泣き出した私に、母は驚きながらも優しく抱きしめてくれた。


「お母さん・・・、あたしっ、あたしっ、死ぬかもしれないっ」


やっと出した言葉は、お母さんをひどく傷つける言葉であった。
それから、全てを母に打ち明けた、


ごめんね、お母さん。
ごめんね――――…。




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