引っ込み思案な恋心。-2nd
10☆勇気ある前進

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「なんか…、色んなコトがありすぎてビックリどころの騒ぎじゃないんだけど〜。たかが1か月ちょっとしか経ってないのに、みんなスゴすぎ……」



「あっ、あとね、やっぱりあかねちゃん、倉本くんのことが好きだったみたい」



「えーーーっ!?まだあるの?勘弁して……」






夏休みが終わって9月になり、2学期がスタートした。





席替えで運よく後ろの方の席をゲットできた私の机の周りを、あゆと映美佳が囲んでいる。





休み時間にやっと、久しぶりに会えたあゆにそれまでの出来事を話したんだけど…





色んなことを詰め込み過ぎたあゆは、すでに疲れた顔になってる。。。








最後の夏期講習の帰りに、私はあかねちゃんから『倉本くんのことが好きなんだ』と教えてもらった。






「結局あの勉強会の後、ななっぺがあかねちゃんに電話して、本当の気持ちを聞いたみたい。その時ななっぺに正直に言ったから私にも…って。だから私も、倉本くんに告白されたってちゃんと言ったよ」



「そしたらあかねちゃん、何て?」






ぐったりと私の机に手だけ残して座り込んでしまったあゆを見ながら、映美佳が私に尋ねてきた。





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