お姫様の倒産事情
お腹が空いていたのでその場で食べた。
おいしいなぁ~・・・・
朝から何も食べてないからか
でもおいしい。
食べていたらその家の中から・・・
「あっれぇ~?姫じゃぁん」
「!??あ、咲ちゃん!!?」
「なぁにやってんの?」
「えっと・・・なんでもないです!!」
「おねぇちゃぁーん!!お腹減ったぁー」
「はいはい!!今行くから!!」
「そ、そそれじゃぁ!!失礼しますっ!!」
私は全速力で走っていった。
「あれ?ねーちゃん友達だったの?」
「は?あんた姫の知り合い?」
「は?父さんの仕事場の社長の娘だよ?あの子」
「は?・・・それじゃぁ倒産しちゃったってことは・・・姫一人じゃない!!」
「アパート借りるっつってたよ?」
「馬鹿じゃないの!??ウチの高校から通えるアパートなんてないわよ!!」
「は?」
「姫今家無しよ!!!!」
「あ・・・・」
「馬鹿!!!アンタ柚にご飯作ってなさい!!」
「イエス・ボス」
「えぇ~空兄の飯なんかヤダぁ!!!!」
「んじゃつくらねー」
「ひねくれ空兄・・・だから留年する・・・」
「その先言ったら追い出す。んでもって孤児院に出す。」
「ひねくれ・・・」
「そんじゃ行って来るわよ!!」
「「はーい」」