イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 クラスメイトからの嫌がらせは相変わらず続いたけれど、

名前も知らない彼女との出会いが心の支えになった。

 そして私は無事に第一希望の編入する事ができた。

両親も親戚も大喜びしてくれた。

 これから幸せな2年間が送れるはずだった。

 入学前、麗欄大学の先生に、こう声をかけられた。

 「佐岡さん、入学おめでとう!」

 「ありがとうございます。」

 「本当にこの大学を卒業で良いの?」

 「え?!あ、はい。全然、良いですよ。」

 「後悔しない?」

 「あ、あの何をおっしゃりたいのか少し分からないのですが・・・」

 「麗欄大学に入学したら出来る範囲で私たちも佐岡さんをサポートします。」

 「・・・あ、ありがとうございます。」

 私の事を心配してくれる麗欄大学の先生。

 この時は、まだ何も分からなかった。
< 212 / 550 >

この作品をシェア

pagetop