イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 杉田に見つからないように学校の何処に行こう・・・

研究室では私が通る度に学科生が睨みつけたり、白い目で見てきた。

 私は囲碁の勉強が大好きで、毎日、図書館に通っていた。

 しかし、その日図書館司書に

 「アイツ編入の生徒だよね。毎日来てるんだけど!!」と大きい声で言われた。

 そして他の司書には・・・

 (今日はビデオ見よう!)そう思い、

 「ビデオ借ります。お願いします!」
 
 「は~い。〇〇ですね。あ、この作品、今日入荷したんだよ!

今日入荷したのに見ちゃう感じ??」と嫌味たっぷり笑顔で言われた。

 ビデオを見終わると又、居場所がない。私は有嘉高校時代に落ち着いて

過ごせた非常階段で座ることに。
 
 すると学科の先生が階段を登ってきた。

 「おや?佐岡さん。こんなところで何やってるんだ?」

 「何処にも居場所がありません。」

 「居場所?あるじゃん!」と、研究室を開けた。研究室には

ナイフのような冷たい目線の麗欄生が私を静かに見つめてた。

 私は先生に、首を横に振り、

 「さようなら。」と挨拶して帰宅した。
 
 社会福祉士になるのが夢とは言え、友達作りたかった!

1人ぼっちになりたくなかった。楽しく笑顔で毎日を過ごしたかった。

そんな欲が、いつの間にか出ていた。
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