イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 「どうする?」

 「どうするって?」

 「90分授業・・」

 「早く家に帰ったら怒られるし・・」

 「1時間30分、アリバイでカラオケやってく?」

 「やってく!!!」

 もう最悪だ。なんで私たちがこんなに恐怖を感じてるのに、親に

怒られる心配しなきゃいけないの?

 カラオケで私たちは少し落ち着きを取り戻した。

 「レイさん!やっぱり今日の事、植木先生に相談すべきだよ!」

 「う・・ん。行く勇気ない。」

 というのも、実は数日前、植木先生に

 「編入生のクセに!なんで何回も相談に来るの?迷惑!!!加賀さんの

事だってイジメられてるじゃなくて貴女が加賀さんをイジメてるんじゃないの?」

 と叱責されたからだ。

 「一緒に行ってあげるから、明日の夕方行こう!!」

 「う・・・ん。」

 -翌日の夕方ー

 「こんばんは。」

 「あら、こんばんは。」

 「実は相談があって。」

 「うん?何の相談??」

 「それが・・・レイ先輩の事。」

 「佐岡さん?!」

 「植木先生・・・」
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