イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 憔悴しきった私を見て本気で心配してくれた。

 「どうしたの?佐岡さん。」

 「・・・・」

 「レイ先輩、言えない?私が言っても良い?」

 「うん。」

 「実は・・・」と、心理学科の後輩が昨日の事を説明してくれた。

 「何なのそれ?!本当なの?佐岡さん。」

 「はい・・・。」

 「なんで言わなかったの?そんな事になってるなんて知らなくて。

ゴメンね。」

 (坂田先生も植木先生も、もう良いよ!面倒くさい【そうなってるなんて

知らなかった】って・・・)

 「佐岡さん、相談室に加賀さん連れてきても良い??」

 「嫌です!!!殺されたくない!!私に死ねって言ってるんですか?」

 「違う!!ここで決着をつけるの!!!」

 「?」

 「もう佐岡さんにイジメをしない・近づかないという事を約束させるの。

男性の生徒指導の先生も呼ぶから、加賀さん、佐岡さん、田無先生、私で

4人で話し合おう!!貴女の身の安全は必ず守るから!!」

 「・・・・怖いけど、分かりました。」
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