イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 真相を知ることとなったのは、大学4年の卒業してからだった。

 【必ず何処かで、アナタのことを見てる人がいる。】

 結局、誰だったかは分からないままだったんだけど、

 私が手話部を追い出された理由を、坂田先生が他の手話部員に

聞いていたようで、その生徒さんは

 『佐岡さんは琥珀たちに嫌がらせを受けて辞めた。』と、説明し、

手話部の掲示板の書き込みを見せたようだ。

 それを聞いた坂田先生が憤慨し、授業に来て下さった手話通訳士の先輩に

琥珀と私のことを話して、ああなったのだった。

 【必ず何処かで、アナタのことを見てる人がいる。】本当にそうだな、と

思った。手話部員の後輩たちに罵声を浴びせられ、誹謗中傷を受けてた・・・

 でも、沢山の手話部員の中の4,5人。他にも手話部員は何人もいた。

声を上げられなくても私を見守ってくれてた人はいた。

 「なんで辞めたの?」と、しつこく問い正さなくても坂田先生は、私が

部活を辞めた事を知っていた。

 何コレ??私は今まで、【自分のことは自分で守る】・

【自分の事は自分が1番よく知ってる】【私のことは私しか知らない】

そう思ってた・・・。でも、ちゃんと、どこかで、こんな自分を影から

見守ってくれてる人が居たんだ!!

 ワケの分からなかったあの日。そういう事だったんだね。

 (坂田先生・部員さん・先輩、ありがとう!)
< 314 / 550 >

この作品をシェア

pagetop