イジメ・体罰・虐待～私の受けてきた暴言暴力～

⑳【大切な誰かが亡くなっても、それはアナタのせいでは絶対にないんだよ。】

　それだけは忘れないでね。

　アナタは誰かに、こんな事、言われた事ありませんか？

　【アンタのせいで○×さんは死んだんだよ！】

　【アンタが死ねば良かったのに！！】

　【疫病神！死神！】

　【人殺し…死ねば良いのに。】

　【アンタが死ねば○×さんは死ななかったのに！】

　レイは、両親や有嘉の後輩や先生、その他大勢に、ずっと言われ続けてきました。　

　その結果、

　『私のせいで○×さんは死んだ……私が死ねば○×さんは死ななかった。

死ねなくてゴメンナサイ。生きてて本当にごめんなさい。』そう思ってしまう。

　こう思ってる人は私、以外にも沢山いると思う。

　でもね、実際は、

　アナタが、その人を死なせたんじゃないんだよ？

　アナタが、その人を殺したんじゃないんだよ？

　アナタのせいで、その人が死んだんじゃないんだよ？

　通り魔の事で私は【人殺し】という十字架を背負うはめになったから、

　親や先生、病的な祖父母に洗脳され、『私のせいで○×さんは死んだ……』と、

誰かが亡くなる度に、ずっと自分を責めてきた。ずっと苦しかった。

　東日本大震災の時も、【通り魔被害日に死ななかったわたしのせいだ。私が死ねば

オハナ(日本の家族)が死ななくて済んだのに…。】って思ってた。

　でも沢山の人に【アンタのせいじゃないよ！】とか【26歳の小ちゃな女の子が日本列島、半分動かすチカラないでしょ？】と言ってもらえた。

　そして27歳・・・・・

　やっと自分で気付けたの。先日、被害日を迎えた１週間後、近所のお婆ちゃんが急死した。とても、悲しかった。

　でも、やっと気付けたんだ。

　【大好きなお婆ちゃんが亡くなって寂しい。凄く悲しい。でも、急病だったし、お婆ちゃんが死んだの私のせいじゃないよな。】って思った。

　この気持ちが間違いなのか、それで良いのか私には判断できないけど…

　こう思えたことで少し、生きやすくなった。

　私たちが生きていくには、大切な人たちの【死】は避けては通れないもの。

私たちは、亡くなった大切な人を一生、忘れない。レイも約束する！だから、

みんなも誰かが亡くなった時、自分のせいにしないでね！

　私たちに、いつ死が訪れるかは分からないけど、私たちは

生きていかなきゃいけない。人が亡くなる度に【私のせいだ】なんて思って

生きてたら辛いもんね。