虹結び
「大丈夫?」

ふと声がして顔を上げると

一人の男の人が立っていた。


「具合が悪そうだね、あそこのベンチで少し休もう。」

そう言いながら私の手を取って立たしてくれ肩をかかえて連れてってくれた。


その手は思ったより大きくて暖かいって思った。
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