虹結び
そこにはまさかの


上田君が立っていた
夕日に照らさた顔がオレンジ色に染まり

ついでに坊主頭も染まる

「どしたの?」



「いや、別に…」



別にと言われると次の言葉が出てきにくい



「何で私の家分かったの?」



「俺、この近くに住んでる。だから見かけたことあったから」


「あ、そか」



「……」



沈黙になってしまった


< 96 / 98 >

この作品をシェア

pagetop