真逆の恋愛

岩渕さんと風見さんが席についてから、先生が続きだった話を進めた。


キーンコーンカーンコーン..

「終わったぁー」

岩渕さんが両手を大きく広げて伸びをした。

「翔哉、屋上行くべ」

風見さんがケータイをいじりながら岩渕さんに言う。

「おう。ちょい先行ってて」

そう行って岩渕さんが向かった先は…


「ねぇ、峰岸だよね。はい、これ」

はい?!私?!

「なんですかコレ」

渡されたのはクラスの席が書いてある紙。

ところどころ空白になってる。

「ぷっ…、見てわかんねぇ?」

こいつバカにしてる!

絶対バカにしてる!!


「あ、あれでしょ?!ほら、あれだよ…あれ、」

バカにされたのが悔しくて言い返そうとするけど言葉が出てこない。

「ばーか」

「はっ?!」

何こいつ!!!

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