漆黒の姫君
周りを見回しても永遠に広がるような草原。たしか崖の下は道路があり車が走っていたはずだ。
_…もしかして、私死んだのかな?ここは天国だったりする!?
青く澄み渡った空、風になびいている草原。少し天国のイメージとは違うが、天国なんだと思えば思えなくもない。
_そっか、私死んじゃったのね…。もう、友達とも会えないの?お父さんとお母さんにも会えないの?
これからずっとこの場所で一人暮らしていくの…?
「誰か、いないの…?」