はつこい―君が笑ってますように。―
バスに、背中を押されたように飛び乗った。
窓の外の康くんが、
どんどん小さくなる。
どうして、
こんなに私を想ってくれる人を
同じ気持ちで、好きになれないんだろう。
こんなに、こんなに、
大好きなのに。
康くん、ありがとう。
ごめんね。
こんな思いは、虫が良すぎるかもしれない。
けれど、せめて願うよ。
どうかいつも、
君が笑ってますように。
― fin ―
窓の外の康くんが、
どんどん小さくなる。
どうして、
こんなに私を想ってくれる人を
同じ気持ちで、好きになれないんだろう。
こんなに、こんなに、
大好きなのに。
康くん、ありがとう。
ごめんね。
こんな思いは、虫が良すぎるかもしれない。
けれど、せめて願うよ。
どうかいつも、
君が笑ってますように。
― fin ―