終わらない歌
サビの部分がぐっときた。
[君に会いたい。その笑顔に会いたい。遠く離れても会いたい。恋ってすごいよ。私の心を君色に染めてしまうのだから。]
「どうかなぁ??」
そんなの、当たり前じゃん。
「凄くいいに決まってる!」
「本当?うれしい!」
頬をりんごの様に真っ赤にして言う君。この歌詞の様に俺の心は君色に染まってく。好きが溢れ出す。
恋って…
いいものですね。
「じゃあ!学校いこっ!」
君の手をとる。ほら?どっからどうみてもお似合いなカップルだろ?俺の気分は最高だった。
授業中はずっと歌のことを考えていた。
どんな風に歌えばいいか?うれしい感じ?切ない感じ?
気付けばもう、HRは終わっていた。