秘密の恋

え・・・。何がやっとなの!?
私 何も知らないんだけど


そのあと母は こう続けた…

『まだランには説明してないから
ビックリしたでしょ!?今日から
リオ君達と一緒に暮らすんだよ
だからリオ君のパパは
今日からランのパパにもなったの』
『え…。』


なんで そんな大事な事
私に言ってくんなかったの…?
実の娘でしょ

『という事だから…
宜しくね ランちゃん☆』

何が という事よ…。
私に…私には
何も言ってくんなかったのに
どうして どうしていきなり
訳わかんない


私にとって父親という存在は
わからない分 かけがえのない
大切な存在になってた

それを勝手にどうして
リオのパパが 父親なの?
血も 繋がらない
友達のお父さん
絶対に いや…。
いくらリオのパパだからって
私の家に入ってこないで
私の気持ちも知らないで…
勝手に決めないで

『あんたなんか…あんたなんか
私のパパでもなんでもない
勝手に 父親面しないで』



パシッ―…



大きな音をたてて
私はお母さんに打たれた

『いい加減にしなさい ラン』

なんでお母さんまで…
そんなこと言うの?

勝手に決めて
私の気持ちも考えないで
なんで
リオのパパがお父さんなのよ…。
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