最初はぐー

あ、逃げた。あらホント逃げた。なんてのんびり実況中継してる辺り、あの二人は性格が似ているのかもしれない。


トイレに駆け込み、特に用はないんだけど個室に立て籠る。


昼休み終わるギリギリに帰ろう。

あいつら二人揃うとスゴく面倒。



個室に入り少しすると、ガヤガヤと何人かが入ってきた気配。



「最近さ、須藤真樹だっけ?調子ノってるよねー。」


「弦くんの幼なじみでしょ?幼なじみだからって目障りすぎ。」


「大して可愛くないくせにウザいよね。」


「弦くんも優し過ぎじゃない?あんなの放っとけばいいのに。」


「でも宮内さんもあいつの味方だしなー。簡単に手出し出来ないよねー。」


「ホント。宮内さんと弦くんに守られてるとか図々しすぎ。」


「マジ身の程をわきまえろって感じ。」


「アイがちょっと脅せば黙るんじゃん?アイの睨み超怖いし。」


「なにそれーひどくなーい?まぁそこらのヤンキーなら負けないと思うけどー。」


キャハハハ!


「アイヤバーイ!!」
「超ヤバーイ!!」






< 36 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop