最初はぐー
あ、逃げた。あらホント逃げた。なんてのんびり実況中継してる辺り、あの二人は性格が似ているのかもしれない。
トイレに駆け込み、特に用はないんだけど個室に立て籠る。
昼休み終わるギリギリに帰ろう。
あいつら二人揃うとスゴく面倒。
個室に入り少しすると、ガヤガヤと何人かが入ってきた気配。
「最近さ、須藤真樹だっけ?調子ノってるよねー。」
「弦くんの幼なじみでしょ?幼なじみだからって目障りすぎ。」
「大して可愛くないくせにウザいよね。」
「弦くんも優し過ぎじゃない?あんなの放っとけばいいのに。」
「でも宮内さんもあいつの味方だしなー。簡単に手出し出来ないよねー。」
「ホント。宮内さんと弦くんに守られてるとか図々しすぎ。」
「マジ身の程をわきまえろって感じ。」
「アイがちょっと脅せば黙るんじゃん?アイの睨み超怖いし。」
「なにそれーひどくなーい?まぁそこらのヤンキーなら負けないと思うけどー。」
キャハハハ!
「アイヤバーイ!!」
「超ヤバーイ!!」