最初はぐー
構ってられんと言わんばかりに盛大にため息をつかれた。
なんだようその冷めた目は。
いいよいいよ。
ちゃんとがんばるもん。
今回は桜さんにも見せてもらわないもん。
「自力でやってやる。」
小さく決意表明をし、シャーペンを手に取る。
さぁ残り14ページに埋め尽くされた問題たちの相手してやるか。
ガリガリガリガリ
ガリガリ
ガリ…ガリ
カリカリ…
カ……リカリ
カリ……パタっ
「……無念。」
「こらー寝るなー。」