最初はぐー
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「弦のベッド落ち着く。じゃおやすみ。」
人ん家のベッドで、しかも男のベッドで堂々と横になるこいつは正直、馬鹿だと思う。
いや、学力って意味でももちろん馬鹿だけど、危機管理能力がない。
まぁ要するに無防備だってこと。
だって仮にも彼氏の部屋で、彼氏のベッドで、彼氏を目の前にして「落ち着く」だなんて。
馬鹿としか言いようがない。
まぁ真樹の無防備っぷりは昔から変わらずのものなんだけど。
スースー寝息をたてる真樹。
…かわいい。
いや、課題に集中しよう。
こいつを気にしたら俺の負けだ。
「…んぅー。。」
…くそぅ。
なんだこの可愛い生き物。
けど俺は耐えなければ。
真樹に嫌われるなんて考えられない。