漫才から始まる
「……………それに昔の事を思い出すんです。」

わたしはじっと、海を見た。なにか懐かしいものがすぐそばまで来ているみたい…。そんな、変な感じに捕らわれた。

「昔の…………事?」
先生は少し困っているようだ。
「なんでもありません…………先生には関係ありませんから………」



「そっか……」


先生がゴクっとコーヒーを一口。

「先生ちょうだい!!」
バッと先生のコーヒーを奪ってわたしは残りのコーヒーを全て飲んだ。

「俺の………コーヒーがぁ~」

「うわぁ~苦かったぁ~。先生こんなんよく飲むよね~。」
はいっと飲み干した缶コーヒーを先生に返した。そして、私は屋上を後にした。

「俺の………コーヒー………」
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