最初で最後の私の恋【完】
はぁ

最低だ、私

先生は医者だから触ろうとしただけなのに私ったら1人で勝手に意識して…

その上先生の手をはらいのけるなんて…

絶対私のこと嫌いになっちゃったよ…

いや、涙が出てくる

私はだれにも見られたくなくて走った

ハアハア

「なっちゃん??」

ビクッ

「やっぱり~♪♪どうしたの、こんなところで!!」
………

「泣いてるの??」

『な、泣いてなんかないです』

「ちょっとこっちきて」

そのまま知らない部屋に連れてこられた

「どうして泣いてるの??」

『う、うわぁ~ん』

……………

「落ち着いた??」

『はい。大丈夫です…』

「じゃあ話せる??」

『あのぉ実は』

私は先生の名前はふせてすべて話した

「なるほどね。もしなっちゃんが逆の立場だったらどう思う??」

『えっ?あ、嫌われたのかなぁって思ってショックかも…』

「でしょ??相手の人も同じこと思ってるんじゃない?!きちんと誤解はとかないと!!いっそのこと告白しちゃえば?!」

『む、無理です!!』

「じゃあ俺と付き合う??」

『えっ??』

「いや、なんでもない。とにかく何もしなきゃ誤解されたままだよ?何かあったらいつでも連絡してきて!!」

っと言ってメモを渡された

『ありがとうございます…』

「いいのいいの♪それじゃあ俺そろそろ行くね♪」

『はい。ありがとうございました』

ニコッ

………

あれ??

何か出ていくとき顔が真っ赤だったような…

気のせいか♪♪


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